候補者の入社意欲を高めて逃さない、面接における4つの役割とは
昨今、企業の採用担当者が口をそろえて訴える共通の悩みは「内定辞退が多く、思ったように成果が上がっていない」ということ。こうした問題については、以前、本コラムでも「中途採用で内定辞退を減らすためにやるべきこと」と題して、その解決策を提示しました。しかし今回は、そうした“防御策”ではなく、より積極的に候補者の入社意欲を高めるためのヒントを提示します。
面接官に求められる4つの役割
時間も経費も労力もかけて、採用を進めていたのにもかかわらず、意中の候補者に選考を辞退されたとなると、企業にとってはもちろん、担当した面接官にとっても大きな痛手です。こうしたことが生じる要因は、じつは面接そのものにあることが多いもの。
では、この面接に起因する選考辞退を回避する方法とは? その有効な手立てが、チームワークを意識した面接手法です。面接官には主に「フォロワー」「モチベーター」「インパクター」「クローザー」といった4つの役割があるとよく言われますが、一人または複数の担当者がこれに当たることで、候補者の心をつかみ、確実な採用につなげることができます。
全社を挙げての協力体制が不可欠
フォロワー、モチベーター、インパクター、クローザーがそれぞれの役割を全うすることで、選考辞退を防ぎ、確実な内定承諾に結びつけることが大切です。しかし、ここで留意しておきたいことは、全社を挙げての協力体制が必要ということ。採用活動の一貫ではあるものの、現場のマネジャーはもちろん、社長以下経営陣にも参画して、体当たりで臨む覚悟が欠かせません。人事担当者は採用プロデューサーとして、どの人物がこの4つの役割を任ずるのに最適かを見極め、アサインしましょう。
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